福祉用具専門相談員資格とは?独学で取得できるの?
福祉用具専門相談員とは、
車イスや杖などの用具を選ぶ時に専門的な観点からアドバイスする人の事です。
福祉用具を利用する人と、その人を介護する人の目線からアドバイスができます。
そのため、この資格を持っていると、
福祉用具販売店やレンタル会社、福祉用具を扱うホームセンターなどで活躍できます。
福祉用具専門相談員の資格は、独学では取得できません。
都道府県が指定した場所で開催される講習に50時間参加し、
講習が終了すると無試験で資格取得となります。
そのため、福祉用具専門相談員の資格は難しくなく、取りやすい資格です。
福祉用具専門相談員の資格は公的資格になります。
介護の職場で役に立ちやすいのが福祉用具専門相談員といえます。
受講料は3〜6万円で、学ぶスクールや受講施設によって値段が違います。
また、受講月日もスクールによって異なりますが、
定期的に開講されているスクールもありますので、レアな講座ではありません。
また、受講生は1つのスクールで50名だとも言いますし、
残りわずかしか座席が残っていないともスクールの募集状況に書いてあったりしている現状です。
また、受講資格の制限はなく、誰でも受講できますので介護の仕事に就いた事がなくても受講可能ですし、
自身が学びたいスクールに直接電話なりメールなりして申し込むようにすると良いでしょう。
福祉用具専門相談員になるための受講では、
福祉用具の役割や居住環境、使い方といった用具の事だけでなく、
高齢者の心や体、認知症について、介護保険についてなどの理解を深める事ができます。
介護ってどういう事?と、介護に興味ある人も受けやすい講習となっているのではないでしょうか。
もちろん福祉用具専門相談員の資格がなくても、福祉用具のレンタルや販売に携わる事はできますが、
しかしながら、資格を持っていれば、介護や用具についてある程度は理解してると見なされるはずですので、
就職に有利といえるででしょう。
また、すでに介護士として働いているならば、専門知識を深める目的で取得するのも良いのではないでしょうか。
そしてさらに、福祉用具専門相談員の講習では、
今一度、初心に戻って介護を振り返ってみることも出来るといえるのではないでしょうか。
受講場所は、全国各地となっております。
都道府県知事が研修機関を指定することになっており、
指定講習の詳細や、受講の申込方法については、各都道府県庁の介護保険所管課に問い合わせて下さい。
よって、福祉用具専門相談員の資格についての問い合わせ先は、各都道府県庁の介護保険所管課となります。